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https://shindererababara.com/仕事辞めたい/
同期は私と比べてしっかりしているし、私が馬鹿すぎるのかもしれないけどなんでこんなに私だけ嫌われてるの?
なんで同期ばっかり可愛がられるの?
そんな事ばかり考えていて、毎日仕事辞めたいそれしか頭になかった。
だけど辞めるわけにはいかなかった。
なぜならうちは貧乏で、もし仕事を辞めても私を養ってくれる人はいない。
それにうちはシングルマザーの家庭で大学まで出させてもらって(奨学金もある)
母にはこれ以上甘えたくない。
むしろ社会人になったら親孝行したいと思っていたのに、もしこんなに早く辞めたらきっと母を悲しませてしまう。
それだけが今の私には仕事を続ける理由だった。
同期はいつも先輩とも仲良く話してるし、役職の人や歳の離れている人とも普通に話せるし、バイトの人達とも仲良くなっていて凄いなぁ
なんで私はそうなれないんだろう、彼はこれだけ可愛がられていたらきっと仕事楽しいだろうな。
そんな事ばかり考えていたが、ある日そんな風に上手く行っている同期とたまたま退勤時間が被り一緒に帰っていると
同期「ほんとこの仕事キツい。あぁもう辞めたい。」
私「えっ?普通に楽しそうに仕事してるじゃん?今日だって〇〇さんとかと親しげに話してたり、休みの日もご飯連れて行ってもらったり仕事終わり飲みに行ってるんでしょ?」
同期「これ誰にも言わないでよ!正直ここの会社は頑張ったら頑張っただけ認めてくれるかもしれないけど、使えるって思ったらとことん仕事投げてくるし、まだそれを断れないから自分の仕事押し付けられたり、それなのに貴重な休み時間削ったり、睡眠時間削って仲良くなってんだよ。そう〇〇(私)はなりたい?」
びっくりだった。私とは真逆の悩みがあったんだ。言葉を失ってしまい、そこからはずっと同期の愚痴を聞いていた。
新入社員だからとりあえず色んな人と仲良くなろうとコミュニケーションを取ってずっと気を使っている状態で疲れた。
色々聞いていると同期が可愛がられるのは仕事ができるだけじゃないんだ。
そうきづかされた。次の日から私は同期がどんな風に会社で立ち回っているのか観察しまくった。
まず私と違うのは私は与えられた仕事だけこなしていたが、同期は何か先輩が作業をしていると自分から入って行って仕事を取りに行っていた。そこでコミュニケーションを上手く取りながら色々仕事を教えてもらっていた。
休憩中黙々とお昼ご飯を食べていた私にたいして、同期はわざと時間を先輩達に合わせて同じ時間に一緒に休憩を取ったり、地元じゃない事もあって、この辺のお店や周辺の色々な事を聞いて休みの日に誘われやすいようにしていた。
私はコミュ力が同期に比べて乏しいので、どうしたらあんな風に楽しく会話ができるんだろう?そう思ってしばらく観察を続けると誰もが話しやすいネタを振ってそこからは徹底した聞き役だが、どんな話も楽しそうに相槌やリアクションも大袈裟なくらい見ていて疲れないかな?と途中から思うほどだった。
歳の離れたおじさん社員の寒〜い親父ギャグも大袈裟なくらい爆笑して、見ていると同期は常に接待しているんじゃないかと思うくらい誰に対しても丁寧で、本当に気遣いのできる人間だった。
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