少しずつ

私の話
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前回の話はこちら

https://shindererababara.com/親友じゃないと気づいてて⑤/

虫けらも日を経つごとに、私をいじめてもB子から仲間に入れてもらえる事は無いと気づいたのか?気がついたら嫌がらせなども終わっていた。

実際いじめられてもいないのに、いじめられたと嘘ついた後輩は結局あの騒動からすぐ辞めた。

私は後輩のやる気のある数人と自主練を共にするうちに仲良くなった。やっとまた楽しい日々が始まった。

仲良くなって数ヶ月いきなりいじめ騒動のあった後輩の事が嫌いだと打ち明けてくれた。

あの時はまだ私と仲良くなかったから、味方する事ができなかったけど、当時その後輩は部活を辞めたいと何度も漏らしていたと言う。

両親が離婚するかもしれない状況で、お父さんだけが単身赴任で仕事をしていて、お父さんに会いたいけど会えない中、部活を始めたと聞いて部活で使う物を一式揃えてくれたらしい。

その気持ちが嬉しかったけど、始めてみると地味な練習ばかりでつまらなくなり、でもそのまま辞めたと伝えるとせっかく揃えてもらった物を無駄にして、お父さんを傷つけると思ったらしく、虐められたと嘘をついたようだった。

何も知らなかった…

私は本気で悩んで、後輩を傷つけたのか?何か覚えていないだけで失礼な事を言ったのか?何日も悩んだのに。

そしていじめてもないのに、いじめたという理不尽な理由で関係もない奴らから毎日嫌がらせをうけたのに…全部そんな子供じみた理由で?

色々教えてくれたあと、あの時は味方になれなくてごめんねと言ってくれた。涙がでそうだった。私にも後輩だけど友達ができたと思った。

後輩も私と同じで部活を頑張って練習する子達だったので、一緒にレギュラーになれた。

正直同い年のメンバーはやる気ない奴ばかりだったので、私達は部活のヒエラルキーでも底辺だけど、バレーの実力では上位だった。

1人の時は攻撃しやすかったかもしれないが、後輩のグループに入った私は1人じゃなくなった為、ボッチになる事はなくなった。

少しずつ部活がさらに居心地のいい空間になった頃何もなかったように親友がグループにぬるっと入るようになった。

複雑だった。あの時何も助けてくれなかったし、鬱陶しい態度もとられたのに結局後輩はそれは知らなかったので喜んで受け入れてグループに加わった。

上手い人と練習したかったのはわかる。でも一言あの時ごめんねとか言わないのかな?

言えるくらいならそんな事しないか…

そしてそのまま月日が流れて高校生になった。

親友は相変わらず連絡するが、心の底からは信頼していない状態で、お互い別々の高校へ行くことになった。

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https://shindererababara.com/自分を変えないと①/

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