前回の話はこちら↓
https://shindererababara.com/親友の話/
親友は頭が良かったため転校した私立の高校では特待クラスになったらしい。
そのため地元の友達とは同じクラスになれず、前の高校でのトラウマ?もあって塞ぎ込みそのまま欠席も増え、単位ギリギリの卒業となり大学も行かずそのまま就職する事になった。
子供の頃は世渡り上手で中学までは友達に囲まれている人生を送っていた親友が意外だった。
私が歩むと思っていた人生を親友が歩いているんじゃないかと思うくらい転落していった。
逆に私はそのまま友達や部活のメンバーとは大人になった今でも仲良くさせてもらっている。
部活では思ったより良い戦績は残せなかったが大学でまた一から頑張りたいと思い進学する事にした。
無事大学も決まり部活で送別会をした時にずっと疑問だった、なぜ急に部活のメンバーが私に優しくなったのか?理由を知ることができた。
送別会も終盤に差し掛かり、最初に私にみんなでご飯に行こうと誘ってくれた子に私に言ってない事があると言われた。
部活を初めてすぐ総スカンされていた私が急に仲間に入れてもらえるようになったのは、顧問が大きな夏の大会が終わった後、メンバーにこんな事を言ってくれたらしい。
〇〇(私)を嫌っているのはわかる。でも努力しているのはちゃんとわかっていてそんな事をしているのか?もしそうなら〇〇には絶対勝てない(色んな意味で)それに本当に強いチームになりたいなら、〇〇を敵にするんじゃなくて真の味方にする事がこれからのこのチームの課題だ!
私は何も知らなかった。そもそも顧問は忙しくてほとんど部活に顔を出す事もなく、試合の前と土日の時くらいだった。
だから私の事をそんな風に気にかけてくれているなんて何も気づかなかった。
そんな顧問の言葉があり、チームの数名がこのままではいけないと気づいたと言われた。
そしてあの時はごめんねと謝ってくれた。
私はこの時初めて頑張っていたら誰かがちゃんと見てくれているんだとわかった。
バレーは好きだったが、チームプレイをする中で私はずっと人と上手くコミュニケーションが取れなかったり、自己肯定感の低さから仲間に自ら入るのを躊躇してしまったり、こんな私はどんなに頑張っても向いてないんじゃないかと何度も思ったが、知らないところで支えてくれる人がいた事。
真面目に頑張ってきてよかったと心からそう思えた1日だった。
それから私達も高校を卒業してそれぞれの道に向かって歩み始めた。
私は知り合いが1人も居ない大学に進学した。
ちなみに親友は地元へ残ったが、私が大学へ通うためにさらに遠くへ行くので見送りに行くと言っていたが、結局出発の日時を伝えたが見送りには来なかった。
続きはこちら↓
コメント