恋のはじめ方

私の話
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前回の話はこちら↓

https://shindererababara.com/恋愛上級者って凄い/

そもそも恋愛なんてしてこなかった私には恋のはじめ方がわかっていなかった。

中学まで学年中から嫌われるボッチで高校でなんとか友達ができるも、まだまだ彼氏ができるレベルじゃないなんて恥ずかしくて大学の友達には言えなかった。

大学では正直私たちのグループはイケてるグループだったと思う。

そのせいか仲良くなった3人にそんな話はできなかった。

同じ学科の子達で彼氏居たこと無いんだぁ。とかわいい子が普通に言っていて、その時は私は居たけど付き合ってる期間短すぎて同じレベルだよー。と嘘をついていたが今思えば同じように素直に言えばよかったと後悔している。

素直に彼氏いた事ないと言っていた子達は逆に?それが清純っぽくてよかったのか?同じ学科の男子グループと仲良くなり数ヶ月後付き合っていた。

今までの黒歴史を隠したくて、大学ではイケてる自分になりたくて無理をした結果、恋のはじめ方も分からず、気がつくと私の周りはみんな彼氏持ちになっていた。

断片的にしか恋のはじめ方を聞いてない私はどんどん勘違いしていく。

とりあえずかわいければ向こうからやってくるはず。とにかくかわいい格好をしてあざとい仕草でいれば彼氏はできるはず!

そんなバカな事だけ考えていた。

一方でP美は気になる男子に自分からアピールしまくって、自分から告白して付き合う事に成功した。

O美は〇〇先輩と上手くいかなかったが、××先輩と順調に付き合って楽しそうだった。

いつも応援してくれていたM美はすっかり二股生活を楽しそうに過ごしていたが、ある日マンションでS男と過ごしていたら、元々付き合って居た彼氏が連絡なしでマンションに来てしまい鉢合わせになって、結局S男と継続する事になった。

大学生活半年経っても私だけ彼氏がおらず周りの友達だけ楽しそうで羨ましかった。

そんな私にもやっと?私の事が気になると言ってくれる人ができた。

一つ上の部活の先輩だった。話した事もない人だったが同じ部活の同い年の男子から私の連絡先を聞かれたんだけど教えてもいいかな?といきなり提案されて、彼氏が欲しくて堪らない私はもちろんOKした。

やっと願っているた彼氏ができるかもしれないチャンスが舞い込んで来たと喜んでいたら、その日の昼食でいつものグループで集まっていた。

いきなりO美がこんな事を言ってきた

O美「同じ部活の△△先輩って知ってる?」

あれ?確か私の連絡先知りたがってるって言ってた先輩だ!

M美「知ってるけど、その先輩がどうかしたの?」

O美「じつは××先輩と付き合う前にめちゃくちゃ連絡先聞かれたんだけど、××先輩と付き合ったら何も聞かれなくなって、その後△△先輩同じ学科の〇〇ちゃんと〇〇ちゃんにも同じように連絡先とか聞いてアピールしたけど玉砕だったらしいよ。」

P美「そういえば女の先輩が△△先輩の事歳下好きって言ってたわ。歳下なら誰でも良いって感じだよね〜」

M美「もしかして近くに居る彼氏居ない子片っ端から声かけてんのかな?」

そんなやりとりを繰り広げ△△先輩きもい、近づかないようにしよう!って話から私が狙われるのも時間の問題なんじゃないかと3人が言いはじめた。

こうなったらもう△△先輩から連絡先を人伝に聞かれたなんて言えず。もちろんそんな人と連絡するのも嫌になってしまった。

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