前回の話はこちら↓
https://shindererababara.com/それって付き合ってるの?/
彼と別れて相変わらず大学でも部活でもぼっちになってしまった。
心の拠り所が何もない。
でもずっとそうだった。今に始まった事ではない!これは慣れっこだ。大丈夫!
そんな風に毎日自分に言い聞かせていた。
そんな日々の中で同じ部活の男子が1人私が1人で居ると声をかけてくれるようになった。
(仮にA介)A介はイケメンで誰とでも仲良くできるタイプで、天然なところもあり先輩からは可愛がられるタイプで同い年からは敵を作らずいつも周りに友達が居るタイプの人だった。
だけど彼女はずっと居ないみたいで、イケメンだけど顔がどちらかと言うとヤンチャに見えるので、入部してすぐは怖い人だと勘違いして避けていた。
これまでも特に仲が良かったわけでもなく、私のこれまでの大学での色々な恋愛事情も噂で少し知ってる程度で、直接話したりした事もなく連絡先すら知らなかった。
そんなA介がやたらと部活の休憩時間や前後の微妙な時間で1人が少し辛いなと思うと、どこからともなくやってきて話かける?ちょっかいに近い行為ではあったが絡むようになった。
いつもA介との絡みは正直何を話したのか何一つ思い出せないほど内容の無い物だった。
だけど透明に人間になってしまった今の私にはそんな絡みがありがたかった。
ある日部活の顧問からとあるイベントの運営を手伝って欲しいと言われ、特に予定もなくきちんとバイト代も貰えると言うので私を含めて男女20人ほどが参加する事にした。
イベントも無事終わりバイト代も少なかったが貰えた。運営側の方からバイト代は少ないが代わりにディ○ニーのチケットを参加者全員にプレゼントされた。
みんなは彼氏彼女、部活のメンバーなどそれぞれ一緒に行く人はすぐ決まったようだった。
ぼっちの私には当然一緒に行く人なんていなかった。ディ○ニーは凄く好きなので行きたいが、高校の友達も離れて住んでいるため誘っても行ってくれるか厳しい。誰を誘ったらいいんだろ?
そんな風に考えて居ると、ほとんど喋った事もないG美から声をかけられた。
G美「ねぇねぇこのチケット誰と行くの?」
G美「M美達ならみんな彼氏と行くみたいだよ〜。もしそのチケット要らないなら私一緒に行きたい人居るんだけど、安く売ってくれない?」
G美とほとんど話した事なかったのはこういうところだ。私が今はM美たちからハブられてるのを完全にわかっていて、彼氏もいない地元の友達も周りにいない、つまり一緒に行く人なんて絶対居ないのを理解している上で、私は一緒に行く人いっぱい居るアピールしてくるところが本当にずっと嫌いだった。
この頃はマウント女子なんて言葉はなかったものの、G美は完全にマウント女子だった。
被害者は私だけじゃなく〇〇先輩好きだけど今彼女作りたくないって言うから諦めた〜と言ってる子が居たら、それまでその先輩の事なんて何も気にしていなかったのに、次の週には〇〇先輩の家にこの前遊びに行ったんだ〜とわざと自慢してみたり。
金銭的に留学を諦めた子が居たら高校の時から何回も海外行ってるアピールしたり。
極め付けはG美のそんな性格をよく思っていなかった子と喧嘩して、それまで何も言ってなかったのに喧嘩した子がずっと好きだった先輩と次の日から付き合ってたり。
ほんとわかりやすい嫌な女だった。
次は私か…
私にリア充アピールしたいんでしょ?そんな女にこのチケットだけはあげたくないと思い友達と行こうと思ってると伝え私なりの精一杯でG美への抵抗をした。
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