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同期が転勤してしまって新入社員として残ったのは私一人になり、寂しくてすぐ辞めたくなると自分でも思っていたが上司が色々と私を成長させるために考えていてくれていて
同期が居なくなったあと毎日のように私が練習したり(技術向上の)まだまだ知識不足の私のために研修を週に1回先輩社員に開いてもらえるようにしてくれていた。
上司は凄く怖いと思っていたし、先輩社員も仲良くなった人も居るけど歳も離れている人も多くどう接したらいいのかわからない事が多く壁があったが、練習や研修を毎日するようになってより同期が転勤する前よりも馴染めるようになった。
その時は私があまりにも使えないから給料泥棒にならないように研修されてる。くらいにしか思ってなかったが、大人になって思い返すと私を成長させるために私の配属された店舗スタッフみんなで私を教育してくれて、自分達の仕事の時間も削って私に使ってくれて本当に本当に感謝しかない。
同期の中で1番落ちこぼれで使い物にならない私だったが、半年ほどたったある日会社全体の大きな研修会があった。
もちろん同期も全員揃った。
社長が若手社員がどれだけ成長したのかを知りたいから仕事の技術的な事を見るデモンストレーションをするように言われた。
もちろん新入社員なんて率先してするよう言われ、私は1番同期の中で技術的にも知識的にも低かったがデモンストレーションをすると1番ダメだったはずの私が1番成長していて正直ミスなくよくできていた。
同期は入社して半年経つが入社した時と変わらなかったり、そんな初歩的なミスするの?と思ってしまうような事をしていたり、社長の指摘が止まらなかった。
研修が終わり同期で集まると、私が凄い成長している。びっくりしたとみんなから言われた。
特に最近まで一緒の店舗で働いていた同期からも私が凄い成長していて驚かれた。
その時に同期にどれだけ練習したのか聞かれて毎日どんな風に練習したり、研修しているのか話すと
「〇〇(私)は〇〇店で本当よかったね。羨ましいよ」
「〇〇(私)よかったね。みんなから可愛いがられてるんだね。」
と同期みんなから羨ましがられた。
正直私以外の同期は私と違ってできるから研修などされず羨ましいくらいに思っていたが、話してみると、研修や練習は付き合ってもらったことは一度もないし、自分でどれだけ練習するかだけど、どうしても1人だと限界があって。練習するにも他の仕事も沢山あるからなかなか難しい。
そんな中で私は店舗スタッフみんなで協力して私を成長させようとしてくれていて、本当に羨ましいと言われた。
その時は結局私も頑張って練習してるから成長できたわけだし、同期よりも努力してるし大変だけどなぁ…としか思っていなかった。
同期達はみんな成長するチャンスさえもらえていなかった事にこの時はまだ気づけず、これが当たり前だと思っていたが、本当に恵まれた職場で私は仕事をさせてもらっていた。
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