前回の話はこちら↓
https://shindererababara.com/いじめはなくならない/
だから違和感があった。A美、B美、C美が言うように、寮では仲良くしていても部活では友達じゃないふりをするタイプとは思えなかった。
私は違和感はあったものの、またいじめられてボッチになるのは嫌だったし、自分がまたいじめられっ子に戻りたくなかった。
そして部活は夏休みの大きな大会を終えて、1週間だけ休みになった。夏休みが明けてバレーができるのは嬉しかったが、寮とは別にここにも敵が沢山いたのを思い出した。
きっとまた部活のいじめも始まるだろうと思っていたそんな時だった。
その日は土曜日で午前練習して午後からは私は寮に帰るつもりだった。他のメンバーはいつも通りみんなで学校から近くのファミレスでお昼ご飯を食べようと話していた。
いつも通りバブられている私には関係の無い話だ。そんな風に思いながら部室で着替えて帰る準備をしているといきなり、メンバーの数人から声をかけられた。
メンバー①「○○〜今日みんなでこの後ご飯行くんだけど一緒に行く?」
メンバー②「○○って寮だからもしかして寮でご飯出るんだっけ?」
寮でご飯は出たけれど、うちの寮はビュッフェ形式だったので、食べても食べなくてもわからないし、食べないといけないと言うルールもなかった。
私「えっ?行く!いいの一緒に行っても?」
メンバー①「いいよ!じゃあ○○で先に行って待ってるから準備終わったらおいでよ!」
誘ってくれた子達も最初は不安そうな顔で話しかけたが、私の返答に笑顔で返してくれた。
私は何がなんだかよくわからなかったが、誘ってくれたメンバーからは私を陥れようとかそんな雰囲気は一ミリも感じなかった。
そして何よりいつも部活ではシカトされていたのに、急にパスを回してくれたり、声をかけてくれたり、今までと違う事は確かだった。
それがなぜそうなったのかは卒業する時に知る事になるのですが、その時は見当違いな事を考えていた。
寮といい、部活といい、今までいじめられていた私が仲間にまた入れてもらえるなんて…
もしかして!D子が今まで部活の子達に私を虐めるように言ってたとか?
でもそのD子が部活やめて、寮でも嫌われて、私をいじめなくてもD子からいじめられる心配がなくなったから?
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