前回の話↓
https://shindererababara.com/本当の友達って何?①/
なぜ部活のメンバーが声をかけてくれたのか?理由はわからないが、約束していたファミレスに着いた。
入り口でキョロキョロしているとこっちだよ〜と言って手を降ってくれた。
私は部活帰りに行くような友達が居なかったので学校から1番近いこのファミレスに来たことがなかったが、同じ高校の違う部活の子達が他にも何組も居て、初めてうちの高校ではこのファミレスが部活の人達の定番になっているのを知った。
席に行くと7人のメンバーが座っていた。
今までほとんど話をした事もなかったし、私のことを嫌っていたはずの子達が気を使いながらも、沢山話してくれた。
いつも部活終わりにここへ来ていた事、今日の部活は疲れたとか、たわいもない話を沢山して、気が着いたら4時間も経っていた。
明日も朝から部活なので、部活後にまたここに来ようと言う約束をして解散した。
楽しかった。
こんなに家族以外の人といて楽しかったのは初めてなんじゃないかと思うくらい楽しかった。
いつも一緒に部活をしていたが、嫌われていたし、シカトされてたから笑顔がひきつっていたし、緊張もしていた。
でもA美、B美、C美といる時のような緊張ではなく、これから始まる何かにドキドキしたり、ワクワクするような感覚だった。
それからは部活でいじめていたメンバーもいじめをやめて、8人で練習したり休憩中も話す事が増えた。
レギュラーの子達がほとんどだったので、チームとしても今までより強くなって、勝てなかったチームに勝てるようになったり、いい方向に進んでいった。
一方クラスでも、寮のいじめ、部活のいじめが始まってからはボッチではなくても、どこのグループと聞かれたら私は誰のグループなんだろ?というくらいその時その時で何人かの仲良い子と一緒にいる感じだったのが、いじめが終わってからはグループに入れてもらえるようになった。
この時が学生生活でやっと楽しくなってきた瞬間だった。
学校でも部活でも中学の時のように、ふざけたり、素の自分をさらけ出せるようになった。
そうなると周りもどんどん心を開いてくれた。
中学までは根暗でクラスの子や部活のメンバーと喋った事もほとんどなかった私が、いつものメンバーといる時はおちゃらけた陽気なキャラにまで変わっていった。
一方で寮の3人とはそうなれない自分がいた。
常にまた気に食わないことを言うと、いじめられるんじゃないか?変な事を言っておこらせるんじゃないか?
いつもビクビクしていた。
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