前回の話↓
https://shindererababara.com/本当の友達って何?③/
D子の話を全て聞き終わって泣きながらまたD子は謝ってくれた。
私はいじめた事は許せなかったけど、それ以上にやっぱりまたD子と仲良くなりたいと思った。
D子は自分がどう見られるかとか、自分がいじめられるかもしれないからとか、そんな理由で人を陥れたりいじめたりする子じゃないとわかったから。
そしてA美達と違ってちゃんと謝ってくれた。
泣きながら反省して、嘘をついたり誤魔化したりしない。やっぱりちゃんと素直に向き合ってくれる子なんだと再確認できた。
私はD子を許す事にした。それからはまたD子と1番の友達に戻った。A美達3人はそれから私やD子を攻撃する事もなく、気まずくなったのか?3年になる少し前に寮を辞めた。
私もD子も実家が少し遠く寮に入らないと学校へ通えなかったので、寮に残ったがA美達は高校から地元がすぐ近くだったので、家から通うことにしたらしい。
D子は怒らすと怖かったが、基本的には面倒見が良く優しく人を差別しない子だった。
仲直りしてから私とD子は親友になった。
喧嘩前よりもむしろ今まで以上になんでも話せるし、私のバレーの大会には応援にも来てくれた。それから何年?十何年?もたった今もお互い結婚して子供が居るが月に何度か会うほどの仲になった。
部活のメンバーもクラスの友達も今まで通り仲良くしてくれて、D子が関わっているのかと思っていたが、そうでもなさそうだった。
たまたま全てのタイミングが合っていい方向に進んで行っただけだった。
大人になって考えるとA美は自分がハブられたり、いじめられるのが人一倍怖くて、自分がハブられるくらいなら、先に誰かを除け者にしてでも自分を守りたかったんじゃないかと今になって考える。
A美はあまり自分の事を話したりするのが苦手だった。人を信用する事が出来ないから攻撃したりする事で自分を守っていたんだろうな。
そしてD子がイケてるグループのメンバーなのに自分がそこに入れない劣等感もあって虐めてたのかな?
なんて今なら色々A美の事も理解できるけど、その時の私にはただただA美が何を考えているのか分からず、怖くて関わりたくないと思った。
そんな頃母から電話があって信じられない事を言われた。
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